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備忘録や趣味など

NZ旅行記

気分転換したかったので1週間ニュージーランドに行ってきました。

1日目〜2日目

フライトは成田→オークランドで約9時間、オークランドクイーンズタウンで約2時間です。ニュージーランド航空を利用しました。機内食は美味しかったです。 ニュージーランドでは自然環境保護のために、植物や肉類の持ち込みが厳しく制限されています。持ち込み物の申告漏れの場合は400ドルの罰金が科せられます。税関の列待ちは1時間くらいかかりました。動食物検察探知犬がいて少し緊張感がありました。


国内線に乗り継いでオークランドからクイーンズタウンまで移動します。空港で乗り継ぎ用のタグを引きちぎってしまい慌てて再発行してもらいました。国際線→国内線はタグを変える必要が無いのか…クイーンズタウンへの国内線はあまり人が乗っていなかったため快適でした。機内ではproper chips(ビネガー&塩味)というポテトチップスが配られましたが、とても酸っぱかったです。


クイーンズタウンに着きました。自然に囲まれた小さい町です。 空港からクイーンズタウン市内への移動手段はいろいろありますが、1番安いのはorbusと呼ばれる市バスでの移動です。bee cardという交通カードをバスの運転手から購入すると、通常料金1ドルになります。空港からだと5ドルになります。コロナの影響でバスの本数が減っている上に料金システムが分かりにくいため困惑しました。割と適当なので、2人で1枚のカードを使えたり、降車の際にカードをかざさなくても自動で1ドル支払われるようです。(降りるときにtag offしろと書いてはありますが。)一番困ったのがバスが30分に1本ということです。自分は地方に住んでいるのでこの状況には慣れていましたが、旅先ではかなり不便に感じました。


到着日はクイーンズタウンラソンとかいうローカルイベントがあるせいで、1か月前には宿がほとんど埋まっていました。計画性が無いことを久々に反省しました…また、クイーンズタウン中心部は土曜日のためか飲んでる人が多かったです。夜はクラブ音楽が流れていましたが、適度な飲み方を知っている大人が多く治安は良かったです。お酒に合うご飯頼んでしまいましたが、翌日は朝が早いので飲むのは我慢しました。 あとは有名なパタゴニアチョコレートのアイスクリームを食べました。コーンがチョコレートでコーティングされていて美味い。アイスの種類は無難にクッキー&クリームにしました。中にオレオが入っていて嬉しい。



ここで気づき始めたのが自販機がどこにもないことです。仕方ないのでスーパーでペットボトルの水2Lを3ドルで購入しました。ちょっと高い。みんな飲み物はどうしているんだ…数日後に判明しましたが、ニュージーランドの水は弱アルカリ性で日本と同様、水道水を飲んでも問題ないようです。また、プラスチックを削減する政策が進んでいて、なるべくペットボトルは買わない傾向があるようです。500mlだと大体左写真のようなペットボトルしか見かけませんでした。




高緯度地域で夏至が近いため、21半時くらいまで明るく不思議な感じでした。

3日目

クイーンズタウンからテカポまで移動します。間256kmと遠く、バスで片道4時間かかります。山道が多いので車酔いしやすいです(酔い止め必須)。コロナの影響でgreatsights社のテカポまでのバスは無かったので、intercity社のバスを利用しました。道中には羊がたくさんいます。羊が多すぎる。毛刈りされた羊は痩せ細っていて、一見大人と子供の違いが判りません。


テカポに着いたときは雨が降ってました。天気が悪いと星が見れないので困ります。宿にも移動できないので、仕方なく雨が病むまでカフェで待つことにしました。とはいってもお店が少ないので選択肢がありません。何とも言えない味のスープが出てきました。トマトベースのスープにアジア料理系のスパイスが入ったような味がしました。癖が強いし量も多くてつらかった。



宿に移動します。とても良い宿でした!2019年にできたロッジみたいですが、ベッドルームが2部屋あって広いリビングに暖炉もありました。キッチンには大きい冷蔵庫や電子レンジが備わっており、調理器具もカトラリーだけでなく泡だて器があるくらい揃っています。長期滞在だと余裕をもって自炊したりできるのでより楽しめそうです。バスタブも清潔に保たれてました。手作りのパンや紅茶、ココアもいただけて快適すぎました。中心部からは徒歩15分くらいで大したことないかと思っていたのですが、荷物が多かったため疲れて3時間ほど仮眠しました。起きたら雨が止んでいて良かったです。



夜ご飯を食べにいきます。ラム肉のソテーとサーモンのマリネをいただきました。いただいたカクテルはテカポの湖をモチーフにしたものです。普通に美味しかったです。20時くらいになってもまだ明るいのでテカポの観光スポット、羊飼いの教会を訪れたところ、雨上がりの虹が出ていました!ルピナスの花も咲いていてすごく綺麗です。

日が沈んだ後には星空観測のツアーに参加しました。自分は申し込みが遅くてdark sky projectのマウントジョン展望台ツアーには参加できなかったので、違うツアーに申し込みました。2か月くらい前に予約しておきましょう…少人数(3組)のツアーに参加しましたが、丁寧に説明してくれたことと、素敵な写真を撮っていただけたのでとても満足しています。途中で雲が無くなり、人工衛星や流れ星、南半球の星空をみることができたので良い思い出になりました。

4日目

朝は動物に餌をあげたりしました。とっても可愛い。子羊にはモーテルの人が毎日ミルクをあげているようです。

昼は数少ないお土産屋さんを見たりしてからテカポを経ちました。4時間かけてクイーンズタウンまで戻ります。爆睡して16時にクイーンズタウンのfrankton hubに降りました。コロナの影響でバスの本数が少ないので、仕方なくホテルまでタクシーで移動しました。夜はホテル近くのスーパーで買い出しして気になるものを食べました。酸っぱい食べ物が多かったです。

5日目


ミルフォードサウンドのツアーに参加します。片道287kmをバスで4時間です。朝は晴天でしたが、雨の予報だったので諦めムードでバスに乗りました。バスの運転があまりにも速い上に山道なので酔います。酔い止めは持っていきましょう。自分は耐え切れず途中の町で追加の酔い止めを購入しました。道中で羊が道路を塞いでいてバスが通れないという可愛いイベントに遭遇し、酔いも和らいだ頃、天気が急変しました。ミルフォードサウンド付近は半分くらい雨になるようなので仕方ないです。

途中で野生のkeaに会えました。ミヤマオウムとも呼ばれ、ニュージーランドの固有種です。羽の内側が鮮やかなオレンジ色でとても綺麗です。keaはとても知能の発達していて、いたずら好きな鳥としても知られています。人間が近づいても逃げません。翌日に訪れたkiwi parkでは10cmくらいの距離まで近づくことができました。

ミルフォードサウンドに着いてからは雨が止んだり降ったりするようになりました。山が水面に反射している有名な写真と同じ景色を見ることはできませんでしたが、山頂は隠れていなかったので良かったです。写真ではあまり伝わりませんが、スケールが大きく、滝の威力は凄まじかったです。また、ミルフォードサウンドフィヨルド地形であり、海に近づくほど波が激しく船も大きく揺れました。


帰りのバスも酔いに苦しみながらなんとかホテルに戻りました。ホテル周辺の景色も素晴らしく、どこで写真を撮っても自然を楽しめる国だと思います。街中でもごみは一切落ちておらず、生き物に餌を与えたりするマナーの悪い人を見かけませんでした。自分のような観光客にも話しかけてくれる人が多く、(運が良かっただけかもしれませんが)差別的な態度を取られることは一度もありませんでした。

6日目

市内観光をしました。また、ゴンドラに乗って山頂に行くとクイーンズタウンの街全体が一望できます。この山では冬にはスキーができるようです。今は春のため雪は積もっていませんでしたが、途中でシカのような生き物が草を食べているのを目撃しました。結構高いところまで登ってくるんだなと思いました。羊や牛とは生息域が重ならないようになっているのかもしれません。雨が降り続いていたので撮影のために止むのを待ちました。日本では雨が降ると傘をさす文化がありますが、他の国ではあまり傘をさしません。傘をさしていると観光客と思われるので途中からさすのをやめました。雨上がりの景色は綺麗でした。


ゴンドラでたどり着ける山頂でご飯が食べれるのですが、結構おいしいです。自分はミートパイとクリームブリュレをいただきました。地味に量が多かった。ここでは街を一望しながらビュッフェが食べられるのですが、あいにくこの日はビュッフェが休みでした。クイーンズタウンでは全体的に、コロナの影響かもしれませんが、休業中であったり早めに閉まってしまうお店が多かったです。


kiwi parkに行きました。ゴンドラの出発点付近に施設があるのでアクセスがよいです。kiwiの写真は撮れません。彼らは夜行性で音にも敏感なため、暗い室内でのみ展示されています。入場料は4000円と高いのですが、これはkiwi parkが国や自治体ではなく自発的にkiwiの保護活動をする人々によって運営されているからです。飼育されているkiwiは成長したら野生に帰ります。またニュージーランドのお土産にPossumと羊の毛で作られたニットや靴下、マフラー(Possum merino)がよく売られていますが、これはPossumがkiwiのエサを食べたりしてニュージーランドの生態系に害をもたらす害獣とされているからです。


夜はラム肉料理をテイクアウトしました。極寒の中外で食べるしかなかったことと、量が多くて苦しみました。味は大変素晴らしく、ラム肉特有の臭みもほとんど気になりませんでした。

7日目

市内で買い忘れたお土産を買ったりしました。パタゴニアのアイスクリーム(ストロベリー味)を再び食べました。街沿いに面しているワカティプ湖の透明度に驚きました。鳥たちも優雅に泳いでいました。空気も澄んでいてとてもリラックスできます。夜にクイーンズタウンからオークランドへ移動しました。

8日目 

帰国しました。オークランドから日本への飛行機はなぜかオンラインチェックインできず、焦りました。おそらくワクチン接種証明書を見せる必要があるためかと思われます。11月から導入されたvisit japan webのQRコードを見せたのですが、拒否され焦りました。結局ワクチン接種の紙3枚を見せたところ許可されたのですが、何が正解だったのかよく分かっていません。日本はいつになったら入国緩和されるんだ…入国を厳しくするのであればもう少し手続きを分かりやすく統一して欲しいものです。成田空港でも列を誘導する人がたくさんいて、人件費が気になりました。